塩麹に漬けるとお肉が腐らない!?塩麹を使った保存方法とおすすめレシピを紹介します。ブームになった塩麹。作るのも使うのも、意外と簡単な塩麹ですが、食材の美味しさが増すとともに、冷凍しなくても鮮度を保てるという重要なポイントをお伝えします。夕食作りに苦労している共働きの方、参考にしてください!
塩麹とは
塩麹は日本古来から利用されてきた「麹菌」を使った発酵調味料です。米麹、水、塩だけを混ぜて作ることができます。麹菌が作り出すものには、味噌、醤油、日本酒や焼酎などがあり、日本の食文化にはなくてはならないものです。日本の風土で、日本人とずっと一緒に生きてきた菌とも言えます。
塩麹漬けのメリット
肉・魚・野菜が美味しくなる

麹菌のもつ30種類以上の酵素がそれぞれ化学反応を起こし、食材を美味しくします。甘味、旨味、風味がアップ!鶏肉はすごくジューシーに!
- デンプン → 糖
- タンパク質 → アミノ酸、ペプチド
- 脂肪 → 脂肪酸
腐らない!?保存性が高まる

お肉などの賞味期限は数日で切れることが多く、週一の買い物で生活するには、食材を冷凍しないと腐ったり、傷んだりすることがあります。
買ってきたお肉を塩麹漬けにすると、冷蔵保存で2週間ほど保てるんです。冷凍する必要がないその理由は、麹菌が繁殖することで、腐敗の原因となる雑菌などの侵入や繁殖を防ぐ「拮抗作用」があるからです。
家事が楽になる!
お肉などを冷凍する必要がないと、すごく家事が楽になります。共働き世帯の平日の夕食準備、本当に本当に大変です。塩麹漬けするとどんなに楽になるか、伝えたい!!
- スーパーで買ってきたお肉を保存容器に入れる
- 塩麹をかけて、いきわたらせる
- 冷蔵庫から出して加熱するだけ
冷凍・解凍する必要なし!意外と面倒なんです、解凍するために朝出勤前に冷蔵庫に移すのを忘れてしまったり。解凍保存袋に残るお肉の液体も、さようなら〜〜
塩麹の作り方とおすすめレシピ
塩麹の作り方

市販の塩麹も良いですが単価が高い。すごく簡単に作ることができます。
しかもこのレシピはご飯が2合も入り、たくさんできます。コスパ良きレシピ。米麹だけで作ったレシピと比べても働きは変わりませんでした。
- 米麹 200 g
- 炊いたご飯 2合分
- 塩 180 g
- 水 180 ml
炊いたご飯の粗熱をとり人肌くらいになったら、ほぐした米麹・塩・水を混ぜ合わせます。清潔な保存容器に入れ軽く蓋をし、室温で1日1回ほど全体を混ぜて10日〜2週間くらい熟成させたら完成です。
✴︎ヨーグルトメーカーを使うともっと簡単!混ぜ合わせたものを60度で6時間熟成させるだけ。
塩麹の使い方
おすすめの使い方は素材を漬け込むこと。肉・魚・野菜の旨味がアップ!量は素材の重さの10%の塩麹が目安。鶏胸肉1枚に大さじ1杯強を使います。
塩麹のおすすめレシピ「はちみつチキングリル」

材料
- 鶏もも肉 2枚
- 塩麹 大さじ3
- はちみつ 大さじ2
- 醤油 大さじ2
作り方
- 鶏もも肉は買ってきた日に塩麹と合わせて保存容器で漬ける
- 耐熱皿にアルミホイルをしき(洗い物を楽にするため)、鶏肉をのせてはちみつを表面に塗りつけ、醤油をかける
- 魚焼きグリルで中火で約12分焼く(焦げやすいので注意)、食べるまでグリルの中で余熱で温めておく
平日の夕飯のヘビロテレシピです。洗い物や手順を少なくする手間抜きのための工夫がいっぱいです。家族は手間抜きでも美味しい美味しいと食べてくれます。
ストレスフリーな塩麹ライフ
親に頼れない共働き世帯、子育て世代もお年寄りもみんな本当に食事作りに苦労しています。冷凍食品やお惣菜もいいですが、塩麹は意外と大きな助けになります。ストレスフリーで少しでも家事が楽になって、美味しくご飯を食べられて、家族の笑顔が増えますように。
ぜひ参考にしてみてください!